Wikipediaのデジタル・シンセサイザーを見ていると、やっぱり波形をメモリに持つというのはデジタル・シンセの基本なのだなと思った。
昔はメモリ容量がなかったので波形は1周期分、プロセッサの処理能力が低いのでデジタル・フィルタはなくフィルタはアナログとかFM・PDとかで倍音(周波数成分)変化させていたのだ。
メモリ容量が大きくなるとサンプラーが出現し、DSPによる演算速度の向上によってデジタル・フィルタが作れるようになった。アナログ音源をシュミレートするなんてのは今や当たり前となっている。
この波形メモリ・デジタルフィルタにより、リアルな音からシンセらしい音まで自由自在に作れるようになるとともに均質・安価なシンセが作れるようになったのである。
そしてほとんどをソフトウェアで処理するようになったことでPCにも移植が可能となった。