仕事が結構忙しいので、1日が飛ぶように過ぎていく。Blogに何度か書いたことだけど、仕事が忙しいと何故か家にかえってパソコンを触る気がしなくなる。疲れているというのもあるけど、何かこう充実した感覚が脳内に満ちてしまってパソコンに対する欲求が減退してしまうようである。仕事は特に面白いことをしているわけでは無いのだが。
今電車の中でカントの『道徳形而上学原論』の翻訳を読んでいる。僕のようなバカには手に余るのだけれどすこしずつ読んでいる。でもこの本、内容の難解さもあるけど句読点の打ち方が独特なせいで読みづらい。。この本のおかげで『日本語の作文技術』で論じられている句読点の打ち方の重要さが理解できたのであった。
カントの『道徳形而上学原論』を読み始めたのは『組織は合理的に失敗する』という本のあとがきに書いてあったから。この『組織は合理的に失敗する』という本は日本軍が起こした数々の不条理は、人間がもつ限定合理性によるものであるということ論じたものである。人間は非合理的ではなく合理的な生き物であるが、様々な制約の中で合理的に振舞った結果不条理に達してしまうのである。
