ようやくコンパイル・ビルドが終わった。依存ライブラリの依存ライブラリまでビルドしないといけない。のでトータル30個くらいひたすらビルドを続けていた。
しかしものすごいライブラリの数だ。ほとんどがオープンソースである。ほとんどはWindowsに対しては優しくない。なのでビルドは大変である。「Silicon & Lithium: Building FFmpeg in Visual Studio」がなかったら途中で挫折していたろう。それくらいffmpegは巨大なライブラリなのである。ビルドが目的ではなくこれを使用して何かを作成してみたいのであるが、それにしてもしんどかった。
Windowsに優しくないと書いたが、これはビルドシステム自体Windowsと他のOSとでは大きく異なることによる。10年前ならいざ知らず、2015年現在ではWindowsは非常に不利に映る。これはffmpegに限ってということではなく他のライブラリでもそうだろう。MacはunixベースのOSに切り替えたがこれは正解だと思う。おそらくNeXT社のメンバーが絡んでいるのであろう。やっぱり頭いいなと思う。
MSはオープン・ソースへ大きく舵を切ったので、ビルドシステムも改良されていくだろうけれどもね。VSでLLVMも選択できるような話もあるし。