ようやくコンパイル・ビルドが終わった。とりあえずはちゃんと動いているみたいだ。しかしこのとんでもなく巨大なコマンドラインプログラムのサイズは24MBである。これはいまどきのアプリケーションでは小さい部類に属する。しかし私が触った初期のMS-DOSパソコンのハードディスクは10MBだった。このコマンドラインプログラムは昔であればハードディスクに収まりきらないほどの大きさなのである。
このプログラムはサイズに相応しい膨大な機能を提供する。ffmpegは丁寧に書かれた大量のリファレンスがあるがそれを読むだけでもかなりの時間を要する。とてもじゃないが私のようなおっさんでは全貌をすべて把握し、記憶することなど不可能なほどである。
ビルドすることがここ1-2週間の目的になってしまっていたが本来の目的はそこにあるのではない。これを使ってフィルターを視覚化するところをnw.jsで作ることが目的である。そろそろnw.jsに戻らないと忘れそうで怖いが。いや少し忘れている。
ちょっと思ったのはC言語というのは非常に読みやすいということ。C++やjavascriptよりも断然読みやすい。やはりバイナリを作成するのに必要にして十分な機能のみに絞り込まれており、ややこしいパラダイムが仕様に意図的に取り込まれていないせいだろう。