マメのソースを展開し、soundフォルダを開いてみる。
ものすごいサウンドチップの数だ。
その中にAY-3-8910やOPMのコードがあったので中身を見てみる。
とても簡素なコードである。
よくよく考えてみると、PSGもFM音源も波形に要するリソースを節約していた。
・PSGはデジタル信号をそのまま矩形波として利用する。
・FM音源は小さなサイン波をメモリにもつ。
単調なサイン波をFM変調(演算処理)することで豊かな倍音を生み出した。
双方に共通しているのは回路が簡素で済むという点だ。
PSG→FM音源の歴史は、「いかに少ないリソースで豊かな音を発生させるか」の歴史である。
その後「いかに大量のリソースでナマ音を再生させるか」という方向に進んでいく。