私はここ最近は外ではほとんど音楽を聴かなくなった。ごくたまに聴くことはあるがその時はiPhoneを使っている。音楽鑑賞が趣味で常に音楽を追いかけていたのは20代前半までだろうか。外で音楽を聴くのは常でその時はウォークマンにとてもお世話になった。
レコード・CDからテープに落としてウォークマンで聴く。なぜかよく思い出すのは通勤途中でウォークマンで聴く坂本龍一さんの「未来波野郎」。しかしウォークマンそのものについてはあまり思い入れがなかったのかどんな機種を使っていたのか全然思い出せない。ググってみるとこれなんじゃないかなと思うものを見つけた。数機種使っていたと思うけど、見覚えがあるのはこれくらい。
http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/1987.htm より
上のモデルはWM-501というモデルである。そういえばこんなCMもあったな。
最終的に使ってたのは下のWM-701じゃないかなと思う。
http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/1987.htm より
このころすでにCDは普及していてポータブルCDプレイヤーみたいなものもあったように思うけど、カセットの方がコンパクトでなんとか服のポケットに入る(ちょっと重いが)から、音質は落ちるけどカセットテープにコピーしてウォークマンで持ち歩いていたのである。さらに横に単3電池ボックスみたいなものも付けていたように思う。
今もそうかもしれないけれども、他のプレーヤーと比べてウォークマンはデザインが秀逸であった。デザイン的にアイワとかシャープとかパナソニックとかはソニーにはまったくおよばなかったと思う。ただ晩年のウォークマンは極限までコンパクト化を追求していたので頑丈さに欠けていたように思う。ちょっとしたことで壊れてしまったような気もする。
さらに現在では考えられないことだが、ウォークマンは聴きまくっていると劣化してくる。テープとヘッドが物理的に接触しており、テープをヘッドに押し付けて音楽情報(アナログ)を読み取り再生しているので繰り返し再生しているうちに摩耗してくるからである。さらにテープの磁気面が削れてウォークマンのヘッドを汚す。なので定期的にテープクリーナーで掃除をする必要があった。再生品質を維持するにはこまめなメンテナンスが必要だったのだ。
しかしiPodの登場でポータブルプレーヤーの王様の座から降りちゃった感はあるけれども、さっきちらっとウォークマンのサイトをのぞいたらウォークマンはやはり健在でハイレゾ対応になっていた。ハイレゾって聞き分けられるのかな?と思ったりもするけど、若い子だったら耳も高音域に敏感だろうから違いが分かるかもしれない。私はわかんないだろうな。きっと。ソニーはポータブルオーディオプレーヤーのパイオニアとして、いつまでも作り続けてほしいな。