「オシムの言葉」を読んで、引退した中田選手の言葉を思い出した。
中田選手も自身のHPで日本のよさ(パス回しやプレスの速さ)は「走る」ことがベースになっていると書いている。
ここに書いてあることはまさに、日本が目指すサッカーのあるべき姿を示している。また、オシム監督が目指すフットボールのあるべき姿「ムービング・フットボール」とも一致する。
ドイツ大会では中田選手は走りに走っていたと思う。
またパスも味方が中田選手の意図を感じ順応すればビッグチャンスになるようなスペースに出すパスが多かった。
中田選手は日本人の中でもっともスペースを意識したプレーをする選手だったのではないだろうか。
ドイツ大会では残念ながら中田選手の意図を汲んだプレー、日本の将来を見据えたプレーはできなかったけれど、オシム監督によって日本代表チームが中田選手が目指した方向性に向かおうとしているのは、とてもうれしく思う。