おとといジョージ・オーウェルの1984年を買った。前から読みたかった小説。冷戦が始まったころに書かれた古い小説なのだけれども、テレスクリーンとか未来的で実際にありそうな機器とかも出てきたりして、なんとなくブレードランナー的な匂いも感じさせる内容となっている。レプリカントは出てこないけども。退廃的で薄汚れた街、それに対してモノリスのような政府庁舎の描写がなかなかよい。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: 文庫
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全体主義が行き着くとこういうことになってしまいそうな、なんとなく現実味を帯びた感じもする内容となっている。現実の1984年がこうならなくてよかった。
Macの「1984年」もこの小説のパロディだもんね。