流星のワゴンを観て

公開:2015-02-10 06:00
更新:2020-02-15 04:37
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最近「流星のワゴン」というドラマを観ている。こういう過去に戻ってやり直そうという物語はすごく好きである。

ドラマは主人公が過去の重大なターニングポイントに戻り、そのときの誤った選択や状況を変えようと奔走するが、一度固定された過去を変えることはできない。でも実はわずかに変化していることを発見し、それを一縷の望みとして奔走を繰り返す。今のところはそんな感じである。

歳を重ねるとその分後悔も増えてくる。あの時にこうしておけばよかったな..とかね。でももう後戻りはできず、その時に選択を誤った自分の愚かさを呪う。しかし大体はその時に最善だと考え、選択したものがほとんどである。ただその最善というのも近視眼的な考えというか、その場をしのぐための選択であることもまた多いと思う。長期的視野に立った最善の選択というものがいかに難しいことか。この歳になって実感している。

ただ過去にもどってやり直したいかと言うとなぜかあまりそうは思わない。それよりも今後をどう生きていくかということを考えるうえで、過去の過ちを思い返して悔いることが多い。つまり「未来」のための「後悔」である。

今後同じ選択の場面に出くわしたときに同じ過ちを起こさないようにしっかり後悔しておこうと思うが、でもその時の状況によって最善の選択は変わるからね。置かれている状況を考慮せず、過去の経験による判断だけでは誤った選択となってしまうものもあるだろう。

人生における選択は難しいね。。そこがまた面白いところなのだが。