Windows FeedbackはWindows 10 Technical PreviewについているMSへのフィードバックアプリである。他の方のフィードバックを見て同感であれば「Me Too」をクリックできるようになっている。フィードバックを見ているとさまざまな意見が出ている。デザイン面でのコメントが上位を占めていて、やっぱりそういうところも重要な時代になっているなということをひしひしと感じる。30年くらい前では考えられないことだ。
特にフォント・レンダラに関するクレームが多いように思う。確かにWindowsのフォント・レンダラで書かれた日本語フォントは汚い。これはiPhoneや最近のMacの画面を見てから特にそう思うようになった。が、私は気になるかというと実は気にならなかったりする。
見てくれの悪さはWindowsの特色といえるかもしれない。Windows 1.0からずっとこのOSを見てきているが、洗練されたデザインだなと感じたことは一度もない。どちらかといえば地味だ。Windows 95の時だってMac OSのすっきり感とは程遠いデザインだった。OSを乗っけるPCもまた無骨なデザインだからあまりそう思わなかっただけだ。こんなもんかなと思っていた。これはMSの水平展開的思考がデザインを無難なものにしてしまうのではないだろうか。いやビジネス向けOSという側面がそうさせるのかもしれない。アップルのようにコンシューマ受けするエッジの効いたデザインにするにはハードも含めてデザインしなければならないと思う。
そういうデザインの洗練さはアップルに任せればいいような気もする。MSにはそういうところはあまり期待していない人も多いのではないか。まあ改良してくれることにこしたことはないが。