任天堂の岩田社長がお亡くなりになった。ご冥福をお祈りします。
残念ながら岩田社長とは個人的な面識はない。あれば思い出話とか語りたいけどないので仕方がない。なのでHAL研究所のことを書く。
岩田社長はHAL研究所出身である。HAL研究所で思い出深いのはやはり「PCG」シリーズだろう。ゲームではなく。 PCGは「プログラマブル・キャラクタ・ジェネレータ」の略である。昔のPCはキャラクタ・データをROMで持っていた。簡単に言えばそこをRAMにして書き換え可能にしたのがPCGである。PCGを製品として搭載したのはおそらくX1が最初だと思うけど、その前に外付けハードとしてPCGが販売されており、その草分けのメーカーがHAL研究所なのである。PC8001シリーズやMZシリーズ用も販売していたと思う。
これを使うと何がうれしいのか。ゲームがとてもリアルになるのである。当時ギャラクシアンとか平安京エイリアンとかが流行っていたけど、これを使うと見た目そっくりになるのだ。ただキャラクタ単位だから、実際は動きはカクカクしていておそらく本物とは違っていたのだろうけれども、I/Oに載っている写真を見た限りではゲーセンのゲームとうり二つなのであった。
MZ-700のグラフィック機能があまりにも貧弱なので、MZ-700向けのPCG-700という製品が出たときはもうほしくて仕方がなかった。PCG-700についてはこの記事が詳しい。
http://19xx-s-rank.seesaa.net/article/405900679.html
このように私にとってHAL研究所とはPC周辺機器メーカーなのである。HAL研究所がその後ソフトウェアメーカーになったことは有名だが、私はあまり知らなった。スマブラを作ったのが岩田さんだと知ってちょっとびっくりしたね。