ChameleonというWebブラウザをご存じだろうか。実は私のWWWとの最初の接点はこのWebブラウザだった。
http://www.chameleonbrowser.com/
1994年か1995年ころだったと思うが、とあるWindowsユーザーにモデムでインターネットにつなぐという仕事を請けて(当時はSEという肩書きで、実際はITなんでも屋のような仕事をしていた)モデムをセットアップし、モデムに同梱されていた「Chameleon」ブラウザをセットアップした。上のものは当時インストールしたものよりも新しいバージョンのものだと思う。パソコン通信が一般的でまだインターネットは身近ではなく、TCP/IPとかももの珍しい時代だったし、PPP接続とかもやったことないので四苦八苦してインストールした。当時はすでにNetscape Navigatorがリリースされており、顧客がブラウザを指さし「これネットスケープじゃないの?」とか聞かれたことを記憶している。
Cascading Style Sheetを調べているときにVioraとかArgoというブラウザのことを知ったけど、そういえばあのブラウザ何だったけかな..という感じでこのブラウザのことを思い出した。
話はちょっと変わるけど、当時絶大なるブラウザシェアを誇っていたネットスケープもこの数年後にはなくなってしまうんだよね。IEとのブラウザ戦争でね。Firefoxはその末裔として生き続けているけどね。
ブラウザシェアの移り変わりというと以下のようになるのだろうか。
- NCSA Mosaic
- Netscape Navigator
- Internet Explorer
- Chrome
興味深いのはIEはMosaicをベースに作られたということ。つまりはMosaicおよびその末裔がブラウザのシェアを長い間独占し続けたといえる。また別の見方をすると、NCSA Mosaic/Netscape Navigatorはマーク・アンドリーセンが生み出したもので、マーク・アンドリーセンが生み出したブラウザおよびその末裔が、Chromeが登場するまでの間ブラウザのシェアを独占し続けたといえる。
マーク・アンドリーセンがいかに偉大かがよくわかるね。