Windows APIとMac OSのAPI

公開:2013-04-10 20:26
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:programming,コンピュータの歴史,MAC

Windows APIの元ネタってMac OSのAPIだろうか。int far PASCALとか、PASCAL形式の関数呼び出し方式とかはMac OSが確かPASCALで書かれていたように記憶しているし、やっぱりそれに倣ったんだろうなとか、QuickDrawはそのままスライドしてGDIになったりとか、あとはEXCELはまずMac版が出たけども、その開発でMac OSの仕組みを学んだ成果をWindowsの開発に生かしたのではないかとか、そんなところかなと思っていた。

しかし私の認識には誤りがあったようだ。PASCAL形式の関数呼び出しについてはMSはWindows 3.0くらいまではMS-PASCALでアプリを書いていたとかいう書き込みを見つけた。

マイクロソフトは、Windows3.0やOffice95あたりまで、プログラムやシステム記述を、高級言語としては、MS-Pascalでコーディングしていました。 そのため、ライブラリの中にPASCALでコーディングされ、その呼び出し規約で呼ばなければならないものが残っていたためです。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1491937.html

そうだったのか。Mac OSといえばPASCALという認識だったのでAPIの呼び出し形式まるまま参考にしたのかなと思っていたのだがどうも違うようだ。でもアプリ開発をPASCALで行っているということ自体Macの影響を受けているということなのかもしれない。ともあれウィンドウシステムの黎明期にはPASCALが主に使われていたというのも興味深いね。