本の虫: MSがOfficeのバイナリフォーマット仕様を公開

公開:2012-03-19 06:00
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:日記

MS-DOS 1.0が公開されたのは、今から31年前の1981年である。さて、今、DOSの操作方法を覚えている人間がどれだけいるだろうか。もちろん、まだ多数存在するし、十分なドキュメントが残っているので、知識のある者は操作方法を学ぶこともできる。しかし、可能だからといって、行われるとは限らない。

引用元: 本の虫: MSがOfficeのバイナリフォーマット仕様を公開.

私はCP/MからであるのでDOSはすごく馴染みがあるし、今もたまにコマンドを使う。ディレクトリ単位のコピーとかrmdirとか。xcopyはおそらく1.0時代ではなかったろうが、先日もPCをやってしまったときに重宝した。UIを使ったコピーだと先に制約をOSに知らせることができない。たとえば重複したファイルがあった時にどうコピーするかなど。コマンドであれば事前に制約を課すことができる。

古いドキュメントの中にも現代に通用するような考え・知見が潜んでいる場合がある。それがドキュメントが読めないことで葬り去られる可能性がある。当時は不可能だと考えられ、誰も見向きもしなかったようなこと。読む人が読めば世界が一変するようなことが、ドキュメントフォーマットのせいで葬り去られる可能性がある。