音声ファイルから動画ファイルを生成する(58) - Sandy Bridgeでの内蔵・外付GPUの共存

公開:2014-03-17 10:55
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:ハードウェア,音声動画出力プログラム,windows,c++,audio

内蔵・外付GPUの共存

結論から言うとSandy Bridgeから、内蔵GPUはPCI Expressスロットのビデオカードとマルチディスプレイによる共存可能となっていた。調べるとあちこちのBlogにはそのことが書いてあった。今更の話だが。

内蔵GPU・外付GPUの共存は一般的ではないものの、今では普通にできることなのであった。しかしSandy BridgeでQSVを使うためには内蔵GPU側のディスプレイをメインディスプレイにしないといけないようである。

ただ昨日Aviutilで調べた結果ではメインディスプレイにしようがしまいがQSVは認識されていたように思うが。ひょっとするとドライバがバージョンアップしてSandy Bridgeでも、外付けGPUがメインディスプレイでもQSVが有効になったのかもしれない。もう一度試してみると以下の結果であった。

メインディスプレイQSV有効QSV無効
内蔵0:01:420:02:03
外付0:01:410:02:16

試した結果、メインディスプレイの設定にかかわらずQSVが有効であることがわかる。

内蔵GPUやQSVの使い道

マルチコアCPU+外付けGPUに加えて、内蔵GPUも並列に使えることがわかり、さらにハードウェアエンコーダも使えることがわかった。使い道も結構ありそうな気もするが、実際API側で使い分けできるのかとかいろいろ調べたり考えなくてはいけない。まずはQSVエンコーダMFTがMedia Foundationからどうやれば使えるのかを調査し、試してみることから始めようか。