初めてパソコンを触った時

公開:2015-02-04 05:24
更新:2020-02-15 04:37
カテゴリ:コンピュータの歴史

私が最初にパソコンを触ったのは電気屋さんの店頭。その前からI/Oやマイコンという雑誌を読みまくって想像を膨らましており、一念発起して電気屋さんに行き、店頭でキーボードを恐る恐る叩いてみたのが最初だと思う。その時はすごく感動したに違いないのだけれども、恥ずかしさもあるし店員の目もあるから、ほんの少しの時間だけだったように思う。

そのパソコンは何だったのかいまいち思い出せない。PC8001だったような気もするし、ベーシックマスターだったような気もする。松下のJR-100だったような気もする。何をしたかというとこれもはっきりと記憶していないのだがPRINT命令を打ち込んでエコーバックされる文字列を見て「おお!」と感動したような気がする。

その後雑誌を持ち込んで短いプログラムを打ち込んだりしたような気もするけど、パソコンを所有してからも電気屋さんには通っていたのでどうだったかなぁと。ちなみ私が所有した最初のプログラム可能なマシンはPC1200というポケット・コンピュータである。

PC-1210(ポケコン・ポケットコンピュータ)のことなら「自分でドットコム」(DIY より)

これでBASICを打ち込んで覚えて、電気屋さんでポケコンではできないグラフィック命令を試すなんてこともしていたような気もするな。。円を書いたり、ラインでモアレ画像を作ったりと。ちょっとMBASIC86で再現してみたのが下の画像。ある程度覚えているもんだなぁ。。BASICなんて触ったの20年ぶりくらいではなかろうか。。

INPUT命令を使って単純に入力した文字をエコーバックするだけのプログラムでも「おお、コンピュータが何か返している」と感動した。さらに条件分岐を覚えると問いに対して回答を変化させることができたりして、これを進めていけば人工知能が作れるのではないかとわくわくしたりとかもしたような気もするね。

BASICという言語はインタプリタなので直接命令を打ち込んでダイレクトにレスポンスを得ることができる。この仕様ってコンピュータの入門時期には非常に効果的というか、コンピュータは人間が与えた命令を忠実に実行するものであるという基本的なことを理解するのに最適なものだったと思うね。

その後MZ-700を購入してできることに制約があることを知ると、夢のようなマシンではなくなった。現実をひしひしと感じたというか。人が苦労してプログラミングしないとコンピュータはどうにもならないという。

そこが面白いところなんだけれどもね。