Roland Boutique A-01に搭載された8Bit CPU 音源。
http://www.roland.co.jp/promos/roland_boutique/interview_3/
この内臓音源は松井氏が2014年に作成した「8bit CPU Synth」がベースになっている。 この音源は8Kbyteのプログラムで、オシレーター、フィルター、エンベロープ・ジェネレーター、アンプ、LFOが1基ずつ備わっているバーチャル・アナログシンセを実現したとのことである。
ここで使われているCPUはC8051F330という、Intel 8051の互換CPU+DAC/ADC+αのチップである。8051は1980年に誕生した組み込み用のCPUである。8051はプログラミングしたことがある。その時はゲーム基板のデッドコピー防止用サブCPUとしての用途だった。ただニーモニックは全く覚えてない。
ニーモニック表のPDFを入手して見てみたけど、やっぱりインテルっぽかった。乗除算命令もあったのでちょっと驚いた。
このC8051F330は400円程度で買えるようである。さすがにデスクトップCPUとはかなりの性能差はあるが、バーチャル・アナログシンセを実現できるくらいだから必要にして十分なスペックを持っているようだ。400円のCPUでシンセが作れる。すごい時代になったものだ。