CP/M

公開:2011-07-31 05:49
更新:2020-02-15 04:36
カテゴリ:ハードウェア

私が初めて使ったOSはCP/Mであった。もう20年以上前になるだろうか。ソニーのSMC-777というパソコン用のものであった。それ上で何をしていたかというと、ゲームの効果音を編集するのにつかったり、グラフィックを書いたりしていたのである。

私はその時、サンプリングデータを画像表示して、再生前と再生後の無録音部分やノイズをカットする(トリミングする)ツールを改良していた。それまでは再生開始位置と終了位置を数値で指定して耳で聞き取りながらやっていたのだが、効率が悪いので波形データをグラフィック画面に表示してカーソルキーで開始位置と終了位置を指定できるようにした。ソフトウェア的にはたいした改良ではなかったが利用者からはそこそこ喜ばれた。

開発はMACRO80というアセンブラと、Wordstarというエディタを使って行った。両方共すごいツールであった。特にWordStarなどはフルスクリーンで編集できたので画期的なものだった。パソコンでこんなエディタが使えるんだと感動したのを覚えている。CP/Mのコマンドはもう忘れてしまったけれどDOSとしての機能はひと通り備えており、使い勝手は悪くなかったと思う。