Microsoft BASIC

公開:2011-07-29 20:33
更新:2020-02-15 04:36
カテゴリ:日記

私にとってマイクロソフトといえば、いまだにBASICというイメージが強い。8ビットのパソコンが全盛期であった30年ほど前はメジャーなメーカーのパソコンはほとんどマイクロソフトBASICのOEM版を搭載していた。シャープだけは独自のBASICであったけれど。

パソコンの黎明期にはOSといったものはなく、BASICが実質OSであった。なので8ビットパソコンの時代からOSはマイクロソフトが席巻していたことになる。

マイクロソフトBASICは仮想マシンという考えをもっていた。なので移植が容易であり、そのため多数のHWベンダにOEM供給できたのである。当時は中間言語方式といっていた。もともとAltair用のBASICとして開発したのだが最初だが、ビル・ゲイツとポール・アレンはAltairのエミュレータをミニコンピュータ PDP-10 上に作り、その上でBASICを作り上げた。その時の技術が生きたのである。

情報機器はパソコンからスマートフォン・タブレットに移行しようとしている。その中ではマイクロソフトは少数派である。どのようにして巻き返しを図っていくのか、このまま少数派で終わってしまうのか。今後が見ものである。