Native Client SDK - zlibはなんとかビルドできた。

公開:2011-09-25 14:57
更新:2020-02-15 04:36
カテゴリ:nacl,c++,xm player

naclportsのうち、なんとかzlibはビルドできたようだ。手順もすっかり忘れていたので備忘録として残しておこう。

cygwinでツールを追加インストールする

cygwinはデフォルトではg++とかmakeがインストールされないので追加する必要がある。

下記の画面でDevelとPythonをとりあえずインストールした。最初はローカルにモジュールを全部落としてからインストールしようとしたけれど、うまくいかなかった。インターネットからモジュールをインストールするようにしたらうまくいく。ローカルからでは依存するモジュールをインストールすることができないようだ。原因はよくわからない。

naclportsのチェックアウト

次にnaclportsをチェックアウトする。手順は以下のとおりだ。

  1. naclportsディレクトリを作る。
  2. .gclient設定ファイルを作る。

    cd naclports
    gclient config http://naclports.googlecode.com/svn/trunk/src

  3. チェックアウトする。

    gclient sync

naclportsのビルド

cygwinのbashを立ち上げてnaclports中のzlibをビルドする。

ディレクトリは頭に/cygdrive/をつけることで切り替えられる。C:\だったら/cygdrive/c/となる。/cygdrive/(ドライブ)/naclports/srcディレクトリ上でmakeするとnaclports上のすべてのライブラリがビルドできるみたいだけど、これがうまくいかない。エラー頻発。よくわからないのでzlibのみをビルドすることにした。

/cygdrive/(ドライブ)/naclports/src/libraries/zlib-1.2.3/nacl-zlib-1.2.3.shを起動したがエラー発生。Native Client SDK のインストールディレクトリ中の\toolchain\win_x86中にコンパイラとかが入っているのだけれどなぜか\native_client_sdk\toolchain\win_x86_newlibにあるものとしてビルドしようとする。とりあえずビルドするためにwin_x86ディレクトリの名前をwin_x86_newlibに変更したらビルドできた。

ようやく自分のコードをビルドできるようになった。